MEDICAL
産婦人科の診察台のような手術台に両脚を乗せて仰向けになります。
通常はIラインのみ剃毛します。
肥大した小陰唇を自然な曲線を形成するようにデザインを行います。
扇状に1〜2cmほど小陰唇を残すようにします。切除が多すぎると排尿時に飛び散ることがあります。デザインはクリトリス包皮や大陰唇との境と自然な形になるように考えます。通常は左右差がありますので、左右差を整えることも大切です。
小陰唇を縮小する手術は一見余分な部分を取るだけの簡単な治療に思えます。しかし実際は複雑なデザインの要素が詰まっています。小陰唇は上方で副皮やクリトリス包皮が始まる部分と融合しています。この部分は襞の重なりや凹凸が多く入り交じっています。
この部分は立体の形態を保ちながら、デザインを行うことが大切です。また小陰唇の中央は扇状になだらかな曲線が必要になります。
多くのクリニックでは切除の際に、小陰唇の断面を平にカットするので縫合した断面が分厚く不自然になってしまうことがあります。
当院では縫合した部分が分厚くならないように、断面を立体的なV字型にカットした後に縫合を行っています。
また多くのクリニックでは通常はカットした小陰唇の縫合は表面しか行いません。しかし表面だけを寄せて縫合すると糸が小陰唇の断面に食い込み、傷跡のギザギザや盛り上がりが目立ちやすくなります。
当院では、中縫い(断面の内部縫合)を行い、あらかじめ創面を合わせます。その後、極細のナイロン糸あるいは溶ける糸(吸収糸)で表面を糸が皮膚に食い込まないように優しく縫合したり、医療用ボンドでコーティングすることでより傷跡を目立ちにくくします。
小陰唇に部分的な麻酔(局所麻酔)を行います。当院は痛みを最小限にするために極細のナノニードルを使用しています。ご希望により、マスク麻酔や静脈麻酔の併用により寝ている間に治療を行うことも可能です。
傷跡を目立たなくするため、中縫い・外縫い・医療用ボンドによるコーティングを併用して行います。抜糸不要の吸収糸での治療も行っています。
治療時間 40-60分
治療後は冷却を行い、安静にします。出血などの問題がないことを確認し帰宅します。
小陰唇は血流が豊富な部分ですので多少血がにじむことがありますが1〜2日間で落ち着きます。治療当日はできるだけ安静に過ごしてください。
シャワー・入浴 | シャワーは治療翌日より可能です。入浴は2週間後から可能です。 |
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治療後の腫れ | 個人差がありますが、ほとんどの腫れは通常1週間で引きます。 |
通院・抜糸 | 14日間前後に抜糸を行います。 吸収糸での縫合は抜糸の必要がなく通院は不要です。 |
運動・飲酒 | 治療1週間後より可能です。 |
性行為 | 治療1ヶ月後より可能です。 |
小陰唇の大きさは一人ひとり様々です。体格や大陰唇の大きさによっても異なります。大陰唇から少しはみ出す程度(1〜2cm)が平均的な目安となります。治療時にはご相談の上、可能な限りご希望の大きさになるように調節します。
小陰唇の大きさはほとんどが生まれつきによるものです。 「性経験が多いから…」と思われる方もいらっしゃいますが、通常性行為だけで肥大することはありません。また小陰唇縮小後に小陰唇が再び肥大することはありません。
小陰唇の黒ずみの原因は、メラニン色素の沈着によるものです。 通常のメラニン色素の沈着はハイドロキノンやトレチノインなどの軟膏薬が有効ですが、外陰部の場合はメラニンの沈着が多い(黒ずみが濃い)ことや軟膏薬により皮膚がかぶれてしまう場合が多いため軟膏での治療は難しいです。またレーザー治療による治療も効果がほとんど得られません。手術で黒ずみを切除するのが簡単で確実な治療方法です。
小陰唇縮小 | 253,000円 |
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※表示価格は税込価格です。